採用活動のポイント
近年、就職して3年以内で退職してしまう新入社員が増えたことで、人事担当の方は採用活動に苦労されていると思います。退職する理由は人それぞれなので、長く働いてくれる社員を探すのは難しいです。当社では採用に関する人事コンサルティングも行っているので、採用活動を行う際の大切なポイントをご紹介したいと思います。
〇会社との相性
採用活動は恋愛やお見合いに例えられることが多いですが、確かに似ている部分はいくつかございます。その一つが相性です。採用活動における相性とは、会社の社風と採用希望者の人柄です。
この相性が悪かった場合、採用した新入社員が「この会社は居心地が悪い」と感じてしまいます。
人事担当の方はありきたりな質問だけでなく、性格や本質が垣間見える質問をして人柄を見極め、その人が入社したときの様子をイメージしてみましょう。
〇希望と現実の比較
新入社員が退職する理由の一つに「入社前のイメージと現実にギャップがあった」という理由があります。入社前は誰もが夢と希望を抱いてワクワクしています。実際に入社して思い描いていた社会人生活とは全く異なる現実に直面すると、そのギャップにショックを受けて「こんなはずじゃなかった」と思ってしまうのです。このギャップを無くすためには、面接の時点で希望する職種や将来の目標を詳しく聞くことです。本人の希望と実際にやってもらう業務がマッチしていれば、仕事にやりがいを感じながら働いてくれると思います。
〇様々な視点で質問する
面接官の人数は会社によってまちまちです。面接官は1人よりも2人以上が望ましいです。
質問に対する答えを聞いて想定する考えは人それぞれ異なります。
面接官が1人だと1つの考えしか生まれませんが、複数人いるとたくさんの考えが生まれ、あらゆる視点で人を見極めることができます。