個人情報が漏洩する原因
現代では多くの情報をパソコンで管理しています。パソコンは情報の入力や取り出しが簡単なので管理がしやすく、今ではほとんどの企業がパソコンを使って業務を行っています。
そんな中で顧客が懸念しているのが個人情報の漏洩です。大手の企業でも情報漏洩問題によって信頼を落とした事例が数多くあります。個人情報漏洩が起こる原因をご紹介します。
〇人為的なミスによる漏洩
情報漏洩の半数以上は会社の内部に要因があると言われています。これは社内に情報を流す内通者がいるというだけでなく、人為的ミスによるものが多いです。顧客に送信するダイレクトメールの送り先を間違える、メールの設定を間違えることによって情報が漏れてしまうことがあります。
メールアドレスの場合、一斉送信をするためBCCを活用していないとすべての送り先が露見してしまうことになります。他にも添付ファイルを間違えるといったミスもよく起こります。
紙媒体の情報漏洩は、荷物の置き忘れや取り違い、紛失によって情報が漏れることがあります。
また、ファックスを使ってのやりとりをする場合、ファックスの番号を1つ間違えるだけで別の場所に情報を流出してしまいます。情報の破棄を不容易に行い、資料が盗まれたということも起こります。
データの管理だけでなく破棄も企業が責任をもって行わなければなりません。
〇外部からのハッキングによる漏洩
管理システムの状態によっては、外部からのハッキングで情報が盗み出されることがあります。
特に管理システムが古いと簡単にセキュリティが突破されてしまう危険性があります。
セキュリティシステムを最新のものに更新するなど、ハッキングするスキを与えないことが重要です。外部からのハッキングは情報が抜き取られるだけでなく、データが改ざんされる恐れもあります。
改ざんされたデータでは今後の社内業務も正常に行えなくなり、修復に時間がかかってしまいます。